セマンティックWebコンファレンス2003

更新日:2004年03月17日
◆趣旨
来るべき高度情報処理のあり方を抜本的に変える可能性を秘めた新たなWeb技術であるセマンティックWebの開発が、急速に進んでいます。
現在のWeb技術が、Web情報を人間が読んで、人間が理解し、人間が操作することを前提にしているのに対し、セマンティックWebは、Web情報をエージェントにより人間を介することなく処理させることを目指しています。これによりインターネット上での単純で機械的な作業の自動化を実現し、経済活動の効率化と社会や家庭の利便性の向上を飛躍的にもたらします。
このような状況の下でINTAPと慶應義塾大学SFC研究所は、国内外のW3C(World Wide Web Consortium)(注)の研究者によるセマンティックWeb技術についての現状と将来動向、関連ツール等に関する講演を行うと共に、企業の技術者によるセマンティックWeb適応システムシナリオについての講演を行います。これらの講演を通じて、我が国IT関係研究者及び技術者に本技術についての認識を深めて頂き、今後この研究が促進されることを期待して下記のようなコンファレンスを開催致します
 
◆背景
(1) 全般的な背景
  Webはインターネットのキラーアプリケーションとして、ネットワークビジネス、ドットコムビジネスをはじめとしてさまざまな場面での使い方ができ、サイバー社会の実現には無くてはならないものとなっています。Web技術により人は情報アクセスでの物理的、空間的、時間的制約から開放され、経済活動も大きく効率化され、多くの新規産業が創出されています。
  しかし、このようにWebの普及と共に新たな問題が発生しています。情報は氾濫し、真に必要な情報のアクセスが難しくなっています。また、現在のWeb情報は人が理解できてもコンピュータが理解できるものではないので、有益な情報を得るためには細かな操作・指示をする必要があります。この為、IT技術に詳しい人しか十分にWebを使いこなせず、デジタルデバイドの要因ともなっています。こうした現Web技術の限界を克服し、新しいWebの世界を実現しようとするのがセマンティックWeb技術の研究です。
 
(2) セマンティックWebが目指す世界
  セマンティックWebは、Webサイトにある情報にセマンティックス(意味情報)を付加して、人に代わってソフトウェアで自動的処理ができる新しいWebの世界を拓くものです。現在、世界中に分散配置されているWebの情報をそのセマンティックスを使ってエージェントが自立的かつ、効果的に情報を連結し自動処理することを可能とするものです。映像や画像などのマルチメディアデータベースでは、その検索を効率よく行うためにメタデータを付与する方式が元々考えられていたことから、セマンティックWebはマルチメディアの情報をより活発にする可能性を含んでいます。
  セマンティックスは、「言語の意味論」です。意味は構文(文法)に比べて、定義が難しく、また多様な意味の表現方法が存在します。セマンティックWebでは、Web情報のセマンティックスをリソース記述規則(RDF:Resource Description Framework)とオントロジ(語彙の体系)で表現するもので、W3Cを中心に標準化が進んでいます。
セマンティックWebにより、次のような新しい世界が拓かれます。
   (a) IT技術に弱い人に優しいWeb世界を実現します。
   (b) 巨大な分散知識データベースとしてWebが活用できます。
   (c) バラバラな情報を統合化することにより、新たなWebの世界が生まれます。
このようにセマンティックWebはIT社会を実現する重要技術であり、我が国でも早急に本研究や開発プロジェクトを推進する必要があります。

セマンティックWeb技術についての現状や将来の動向、適用事例等に関する国内外のW3C関係者による講演及び国内の民間企業関係者によるセマンティックWebを利用したアプリケーションのデモンストレーション等を行います。
◆日 時
平成15年11月17日(月) 9:30 〜 17:00
◆場 所
慶應義塾大学 北館ホール
  (東京都港区三田2−15−45)
  http://www.keio.ac.jp/access/mita.html
◆主 催
慶應義塾大学 SFC研究所
財団法人 情報処理相互運用技術協会(INTAP)
◆後 援
経済産業省
社団法人 電子情報技術産業協会(JEITA)
財団法人 インターネット協会(IAjapan)
社団法人 情報処理学会(IPSJ)
◆プログラム
9:30〜9:35
    主催者挨拶
    財団法人 情報処理相互運用技術協会 専務理事 若松 茂三
9:35〜10:00
    来賓講演「e-Japan戦略とIT政策の今後」
    経済産業省商務情報政策局 情報通信機器課 矢島秀浩
10:00〜10:50
    「Semantic Web: Creating the Web Effect for Data」  [講演概要]
    World Wide Web Consortium (W3C)
    Technology and Society ドメインリーダー Daniel J. Weitzner
10:50〜11:10
    「セマンティクWebとW3Cの活動(概要)」
    慶應義塾 常任理事 斎藤 信男
11:10〜12:00
    「Weaving Meaning : Semantic Web Applications」  [講演概要]
    World Wide Web Consortium (W3C)
    Semantic Web アクティビティリード Eric Miller
12:00〜13:00
    (昼食)
13:00〜13:50
    セマンティックWeb適用システムシナリオ(INTAPセマンティックWeb委員会)
      #1:メタデータ付与によるセマンティックWeb技術の情報ポータル  佐藤委員(NTT)
      #2:委員会向け情報共有への応用  津田委員(富士通研究所)
13:50〜15:40
    デモンストレーション紹介
      1.日本電信電話株式会社 [1][2]
      2.株式会社富士通研究所
      3.沖電気工業株式会社
      4.株式会社東芝
      5.ITエージェント株式会社
      6.慶應義塾大学SFC研究所
      7.株式会社シナジー・インキュベート
15:40〜16:10
    休憩(展示コーナでの実演)
16:10〜17:00
    セマンティックWeb適用システムシナリオ(INTAPセマンティックWeb委員会)
      #3:セマンティックWebポータルとユビキタス環境への適応  細見委員(NEC)
      #4:メタデータ付与によるセマンティックWeb技術検索イメージ  布目委員(東芝)
デモンストレーションコーナ (北館ホール エントランス、ホワイエ)
    日本電信電話株式会社、株式会社富士通研究所、沖電気工業株式会社、株式会社東芝、
    ITエージェント株式会社、慶應義塾大学SFC研究所、
    株式会社シナジー・インキュベート
◆定 員
240名
◆参加費
有料  1人 3,000円(当日受付にて申し受け、領収書を発行します。)
但し、INTAP賛助会員、慶應義塾大学SFC研究所及び学生は無料です。
賛助会員かどうかは こちら でお確かめ下さい。
◆参加申し込み
事前参加申込みを締め切りました。
当日受付を予定しておりますので、直接会場にご来場下さい 。
◆申込締切
2003年11月13日(木)(定員になり次第締め切ります)
◆お問い合わせ窓口
〒113-6591 東京都文京区本駒込2-28-8
  文京グリーンコートセンターオフィス 13階
  (財)情報処理相互運用技術協会(INTAP)
  TEL : 03-5977-1301  FAX : 03-5977-1302




KEIRIN このコンファレンスは、競輪の補助金を受けて開催いたします。

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